推敲の推敲

“なんだ、君は! 私の馬に突然ぶつかって!”“申し訳ありません”“じつは、私は詩を考えていたんです”“僧推月下門――というフレーズなのですが”“推と敲のいずれがよいかで悩んでいます”“うーん、確かにそれはすごく悩むね”“推は門を入っていく動きがあって、視覚的に面白い”“敲は静かな夜に音が響いて、聴覚的に面白い”“これは非常に難しいね”“そうでしょう? あっ!”“なんだ、君たちは! 私の馬に突然ぶつかって!”“申し訳ありません”“じつは、私たちは詩を考えていたんです”“僧推月下門――というフレーズなのですが”“推と敲のいずれがよいかで悩んでいます”“うーん、確かにそれはすごく悩むね”